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2008年08月10日

記憶の一片(1)

「寂しい目をして見つめているぜ…」

 私が中学生のころ人気のあった赤木圭一郎の歌である。この歌を今でも聞きながら昔を思い出すことがよくある。

 十年以上も前、彼のCDをDIYセンターで偶然に見つけた。レコードショップではなくそれもDIYでである。すぐに手に入れたが、原版は大切に保存して、コピーを作成して、たまに取り出して聞いている。

 ほとんどの曲をソラで覚えている。

 不思議では有る。なぜこの彼の歌が好きかと聞かれても明確に答えることは出来ない。

 私の記憶の中に、なんともいえない心地よい位置を占めている。

 この心地よさは表現のしようがない。

 赤木圭一郎は石原裕次郎や小林旭、宍戸錠らが活躍した「日活」で、利爺の「中学のころの思い出」でも触れているが、わずか1,2年で圧倒的な人気を築き、彗星のごとく去っていった人気スターであった。

 参加している模合のメンバーで赤木圭一郎を知らない人はいない。それくらい強烈な俳優だった。

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▲カラオケ盤にもなっている赤木圭一郎のCD

 高校1年の時に同じクラスで机を並べ、今でも金金会で付き合いのあるOKがいるが、OKは学校までオモチャの拳銃をカバンに忍ばせ、休み時間には廊下で、その拳銃をくるくる回しながら「※もう泣くなよ、オラーが詰まって何にも言えねーや!」
とはしゃいでいたのを、今でも思い出す。

 本当の台詞は「鼻がつまって」ではなく「胸がつまって」であるが、そのひっかっけた言葉と、拳銃さばき?が、皆んなの笑いを誘っていた。

 その関連した記憶があるから、当時のOKのことも忘れないでいる。

 人間の記憶を、過去に遡って蘇がえさせるDVDのような機器があったら、どんなに素晴らしいだろうと思うことがある。

 いずれ、そのような日が来るかもしれないが、友人同士でも記憶の思い違いがあるから、そのズレがまた楽しいかもしれない。

 同様に「同世代回顧録・他人の出来事」をまとめたOYは、昔の記憶が豊富で、彼の「記録」を読みながら記憶を辿り、思い出すことが多い。

 当時の映画スターたちは、良くも悪くも、私たちの年代に影響を与えたは事実で、思い出の端々の「記憶の再生」を担っているスターたちではある。

 二次会でよく行くスナックのカラオケに、今まで2曲しかなかった赤木圭一郎の曲が1曲追加されて3曲になった。

 暫くは曲の奪い合いが始まるのではと思う。歌いながら「当時の思い出」を辿って「記憶箱」を開いている仲間もいることだろう。



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2008年01月10日

謹賀新年

晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

謹 賀 新 年

平成20年
金金会

晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ晴れ

AY     UY     OK     OJ     OS     OY     KM
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KK     TT     TY     CK     HK     FT     MN
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FY(オブザーバー)
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金金会は40年の歴史


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2007年12月28日

泡盛と金金会

 最近はほとんどの居酒屋やスナックでも酒類といえば泡盛が主流になっている。

 ふた昔前はスカッチやバーボンなどが主役で、泡盛を飲む人は見下されているような風潮だった。

 泡盛をシマーグァー※と方言で呼んでいたり、店の従業員(女の子)も泡盛ボトルを頼むと「泡盛なの−」という感じで、グラスを口にした一言が「匂いがきつ−い(くさ−い)」だった。

 泡盛が堂々と洋酒と肩を並べ一般的に飲まれるようになったのは、ここ最近だと思われる。

 メーカーも若い人たちにも受け入れられるように、品質や風味、口当たりの良さなどの改善に努力を重ねる日々だったようだ。

 現在では泡盛の特性を生かした「古酒タイプ」「アルコール度数を抑えたあっさりタイブ」その逆の「強い度数タイプ」と客の好みを取り入れた種類も多くある。

 風味や質の改善とともに、力を入れたのは容器とラベルであろう。
 「ハイサイおじさん」に登場する透明ガラス3合ビンから、上品でセンスのある容器に変わった。

 焼酎も全国への普及を図るために容器にポイントを置いたようだが、沖縄と同じ発想である。

 その甲斐あって、泡盛がカウンターやテーブルに並んだ様は、洋酒となんら遜色もなく、今では居酒屋、スナックやクラブの棚に堂々と各社の力作がズラーと並んでいる。

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 泡盛には酒造所独特の風味(クセ)があって、好みの銘柄しか飲まないという輩(サキヌマー)が多い。
 
 私たちの金金会の仲間、MNやOSも好みがハッキリしている。招待された結婚披露宴にも好きな銘柄を持ち込むくらいである。

 模合を開くときには幹事は必ずK酒造の「S礼」と「D流」の2銘柄を用意する。それも1升入りの2本であるが、時には追加することもある。

 もちろん二次会のスナックでも2銘柄は欠かせないし、店に用意がなければ酒屋に手配させるくらいだ。

 酒の味は飲みなれというが、2人にとってはあてはまらない。
 私たちもその銘柄を飲みなれているが、風味や口当たりが違うと思うのは最初の一口だけである。

 ……

 洋酒が盛んなころ、よくハイボール、コークハイやセブン割りを楽しんだものだ。でも決まってグラス取りだった。

 グラス取りは、グラス一杯分で料金はいくらと計算され、アルコールの量はワンフィンガー、ツゥーフィンガー※と頼んでいた。

 自分がいま何杯目なのかすぐ分かるし、懐具合にも都合が良かった。

 最近でもグラスで頼む人を見かける。観光で来た人たちに多いようだ。初めての町でボッタクリに遭いたくないからだろう。私たちでも県外に行ったら同じことをするだろう。

 ボトルで取れるのは、せいぜい給料日に友人らと取るのが精一杯で、その翌日はたいてい飲みすぎて二日酔いだった。

 泡盛が主流になってから、ウィスキーの時代のほぼ半額くらいの支払いで済むようになったし、二日酔いも減ったように私自身は感じている。
 米から作り上げる泡盛が、米を主食にしている私たちに体質的に合っているのだろうか。

 泡盛とともに世界各地のお酒が飲める時代である。

 飲み方も「風味を味わいながら静かにのむ」「仕事の話ばかりしている」「無駄口ばかりだたいている」などなどと千差万別ではある。

 酒の席は、さまざまな人間模様が泡盛を介して見れる世界である。楽しくなれる世界である。



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【語句】
 シマーグァー =(方言)沖縄県は島国。中央から離れた島で作られた
          ものをいう。卑下した言葉でもある。
 ワンフィンガー= 人差し指の太さ分の量(ロックか、水割りかは客の好
          みしだい)… ツウフィンガー
          (今のシングル、ダブル)

posted by 利爺 at 11:41 | Comment(2) | TrackBack(0) | 金金会雑感